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久々の木村秋則さん【斜め読み日和】土の学校

JUGEMテーマ:読書

土の学校

木村秋則・石川拓治 著

 

なにやら疲れたのか、突如として積ん読の一冊、自然の香りを放ちそうな土の学校を手に取り、おもむろに読み始める。

 

う〜ん、これは家に居ながらにして、畑で土の観察をしているような気がする一冊。

ま、これでは読んだ意味が無いですけれども。

畑に出る前に、ちょっと頭に置いときたいお話が詰まっております。

 

Lesson1から44まで、短めのお話にまとめてあります。

書いてしまえばたったそれだけ?と、思うのかも知れませんが、この方の苦労を他の書籍で読んで唸った私としては、なんの参考書もなくここまでたどり着くのは並大抵ではない。だろう。うん。自分が木村さんだったら、死んでる。絶対に山の中で、いや、その前に心が折れて死んでる。と思った。凄まじい。

 

その木村さんが、土の学校。

大事なのは足元の土。いつでも空気と同じく、あって当たり前、見向きもされない土。

 

うーん。

 

考えたことなかったな。土が何から出来てるかなんて。

Lesson1は土は何から出来ているか。

と始まって、雑草が邪魔者になったのはなぜか、自然は怠け者、大草原とバクテリア、などなど。

雑学的にサラサラっと書いてあるようで、木村さんの観察眼は鋭く、これまた読みながら感心することしきり。

 

学校で習う勉強も大事ですが、生きていく強さをしっかり身につける事も同じくらい大事ではなかろうか。

 

この本を読んで考えさせられるのは、裸一貫で生きていけるたくましさを私たちはどこで身につけるのか。これさえあれば、メシは食える。という生命の担保を私たちは持たなさすぎる気がしてる。

 

そんなことを思い出して、ちょっと戦慄したりする。

 

しかし、文章に出てくる木村さんの方言は穏やかで、日常に疲れたときに癒やされる、と個人的には思っている。

 

 

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【斜め読み日和】放射線被爆の歴史

放射線被曝の歴史

中川保雄 著

 

いやはや、この記事は何度も書き直す憂き目に遭っておりまして、なかなか進みませんでした。

というのも、本の内容が全然入ってきませんで、苦労しました。(なんだかね、無力なのを感じますしね。読んでてしんどいなぁ、とか思ったり。)

まぁ、原子力開発をとりまく様々な団体を取り上げ、立ち位置を明確にしてくれています。

 

内容は読んで頂くとして、この放射線問題というか、原発や他の公害でもそうなんですけど、

 

団体〈国家・組織〉対個人

関心のある人達対無関心な人

 

という構図を感じますし、関心のある個人達を煙に巻くのがお仕事の方も多数存在する。

という事実。

 

立ち位置、それはその団体が誰によって設立したのか、という部分を知ることでどちら向きの団体かということが分かるのではないか。

 

まぁ、もうそろそろ、何を言っているかを聞いていれば詳しく知らなくても、どちら向きの団体かということはすぐには分かると思いますけれど。

 

日本政府はこのままどうするのか。

もはや日本人には逃げ場がないくらい原発があって、原発の後始末も実は出来ないのではないか。

とか。

絶望的ですけれども、テレビ見て笑ってる国民だけが何も知らない、そんな日常を滑稽だなぁと思ってしまいます。

それでも死ぬまでは生きてるわけですし、生きてるならちょっとくらい面白い方が良いんですけどねぇ。

 

ちなみに放射線被曝の歴史は一冊2300円です。

被曝の危険性の裏付けが欲しいとか、どこをどう判断しての閾値なのか、データをどうしてとったのか、などを知りたい方には良書ではないかと思います。

高いか安いか、悩ましいところではありますが。

 

被爆問題をさっくり捉えたい方には、P281から参考にされると良いのではないかと思います。

 

ーーーガン・白血病以外の健康影響〜循環器病も増やす〜P281から引用ーーー

 

 100ミリシーベルト以下の放射線被爆による疾病はガン・白血病だけではない。2008年に公表された英国の調査結果では、4万2400人の被爆労働者、平均被曝線量53ミリシーベルトの集団で、循環器系疾患よる死亡の増大が認められた。

 

中略

 

同様に、この調査では虚血性心疾患による死亡の増大が統計的に有意であることも明らかになった。

 広島・長崎の被爆者の間でも、高血圧症や心臓病での死亡と被爆線量との間に、統計的に有意な相関関係が最近、明らかにされた。また、子宮や甲状腺の良性腫瘍、肝硬変や慢性肝疾患、白内障などの、非ガン疾患も原爆による放射線被曝で有意に増加することが報告されている。このように低線量域においても、放射線被曝はガン・白血病だけでなく高血圧症、心臓病等の循環器系疾患の死亡も増大させている。

 

ーーー引用 P283までーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

放射線についての危険性はいろんなところで発信されているわけですが、危険を危険といって変人扱いされるくらいなら黙って見届けるのがいいのか、なんて最近は思います。

 

安全を唱える有名な人は、しっかり危険回避の動きをされていますから、その辺を知った上で判断をされるのが賢明かと思いますけれどね〜。

 

あら、なんだか今日は真面目な記事だわ。( ・ω・) 

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【斜め読み日和】隠された被爆

隠された被爆

矢ヶ克馬

 

いやはや、アップしようとして画像だけ登録して、記事にならなかった。

身近に東日本大震災の残したもの感じ取る機会に恵まれてしまったため、やや落ち気味でした。

 

というのは、皆さんも記憶にないだろうか。

連日放送される津波や地震の被害で、何も出来ない自分を責めるような気持ちになったこと。

私を含め、周囲に同じような気持ちを持った方が多かったため、思う事は皆同じかとホッとして、しかし事態は変わらないのでそれをどう受け止めて良いのかよく分からない複雑な気持ちになった。

 

私は先日それを思い出し、目の前にある光景を複雑な気持ちを抱きながら眺めた。

 

頭の中には肥田舜太さんや、樋口健二さんの本で読んだ情報がぐるぐる回ってました。

 

どうしようもないことを考えてるんだと思う。

細かいことを言えば食べるものはどんどんまともではなくなっているし、生きていくためには食べなければならないし。

(それは、放射能がどうだとかいうことだけではなくて、先日のタンカー事故で流出して問題になったコンデンセートとか、化学物質、農薬、マイクロプラスチック、洗剤など。様々なものを考えると、台所から海へ至るまで大なり小なり汚染されているという事実は変わらない。)

生活を守るために自らの体を犠牲にしているような部分を誰でもが持っている。

 

事実、福島の子供達がどうしているんだろう。と、率直に話せると思った方に漏らしてしまったら、高校生くらいだったら自分で考えて、イヤなら出て行くっていう選択をするでしょ。私たちには何も出来ないし、それを言うのはきれい事やし。と、まぁ、こんな感じにいわれてしまった。

確かにね。

何も出来ないし。

きれい事なんだけどね。

 

水俣病、四日市喘息、イタイイタイ病、傷痍軍人、ハンセン病、原発ぶらぶら病。核実験、枯れ葉剤、劣化ウラン。

どれもこれも、明日の私の姿かも知れない。と、思う事もしばしばある。

彼らを記憶の片隅追いやったって、知らないふりをしたって、いろんな公害や明らかな戦争と、密かな戦争を過去のものにしきれない自分がいる。

 

そして、そろそろ、こういうことを言う場所を考えなければならない世の中自体が、疲弊して硬直化している証拠のような気がする。

 

今さえ楽しければ良い。

難しいことを考えないで生きていこう。

 

それもいいかな、と思った時期もあったが、樋口健二さんの原発に従事された方の記録を読むと、後に待ってる苦しみを知らずにそれを言うことと、苦しみを知って尚そう覚悟するのはとてもでは無いが比べようもないと思ってしまうのだけども。

 

 

で、長い前置きでした(ホンマに長いな('A`))が、本題の、隠された被爆

 

目次をざっと見ますと、被爆隠しとは何か、という直球の第1部から始まり、第2部で放射性降下物はいかに作られ、どのような性質を持ったか、第3部内部被曝の恐ろしさ、第4部放射線被曝の実相というのが大きなくくりです。

 

これは主に広島・長崎の原爆症についての本ですが、今や爆弾によって放射性物質が降るのではなく、原発事故によって放射性物質が降る時代、ということを思えば読んでおくのが良いのではないか、と感じました。

 

大規模な被爆被害隠しをなぜするのか、認定基準はどんなものか。そして、第二次世界大戦後、欧州放射線リスク委員会(ECRR)と国際放射線防護委員会(ICRP)では放射線被曝により命を奪われた人の数を試算したとき、大きく違う(約6400万人の差が生じる)のはなぜなのか。

 

国際放射線防護委員会(ICRP)がどのように設立されたか、ということも載っていて、1951年に突然内部被曝に関する第2委員会の審議を打ち切り、その打ち切りを1953年まで公表しなかった、とあります。

 

戦後、核の平和利用として日本へ導入させるために原爆傷害調査委員会(ABCC)で情報を秘密管理し被曝の実相を隠していたことなどもしっかり書かれています。

 

初版は2010年7月25日で、東日本大震災の前に読んでいたら、原発事故をもっとちゃんと捉えられたのではないか、などと思いながら読みました。内部被曝の怖さはどこにあるのか、それがよく分かる本です。

 

本の帯に『まやかしの”被爆認定基準”を斬る』とありますから、放射線についてもそうですけど、認定基準を出している組織についても国がこれまで何をしてきたか、ということについても書いてあります。なぜそうしてきたのかということも…。

 

間違っても、大震災の後、「ニコニコしていれば放射線は来ません」といった学者先生の書いてる類いの本ではありませんので、安心して読んで頂けると思います。(この方、今頃どうしておられるんでしょうかね(#゚ω゚ ) )

 

ところで、この本で知ったんですが、柳田国男さんの「空白の天気図」がやや気になったりしています。ちょっと図書館にあったら借りたいと思います。

買うと…積ん読が増えるばかりの予感なのでね!!ヽ(;´Д`)ノ

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斜め読み日和 下下戦記

JUGEMテーマ:読書

 

吉田司

 

水俣病にかかった若者達と共に過ごした筆者の記録文学と捉えております。

え〜、文章は方言を忠実に再現してありますので、九州地方の方言を知っている方であれば割と読みやすいかも知れません。

全く九州地方の方言に縁のない方には字面が踊る感じで、読むのにやや苦労が必要とされるかも。 (´ε`;)

 

しかし、学校でサラリと学びます水俣病・四日市喘息・新潟水俣病・イタイイタイ病、実のところ被害に遭われた人達の率直な意見、生活などは詳しく知らないままだったりします。

 

その素顔が垣間見られるような本ですね。

 

と、ここまで書いて重要なところを見落としておりました。 Σ(゚Д゚;)アラマッ

 

カバーの内側の筆者紹介に大19回大宅壮一ノンフィクション賞受賞とありました。

(主な著書に「夜の食国」「宗教ニッポン狂想曲」とありまして、宗教ニッポン狂想曲がやや気になった次第です。)

 

しっかりノンフィクションですね。はい。

 

印象的だったのが、70ページ万歳いうな!の所ですね。

 

好きで水俣病になったわけでないのに、強烈な差別を受け、生活も困窮し、裁判に勝ったとて病気が治るわけではない。そんな中で裁判に勝った!万歳!などと水俣病で苦しんだ皆のくるしみにかけてけっして言わせない。

 

と、要約すればこういう感じなんですが、話している横で直接書かれた言葉は勢いがあって、非常に気持ちを揺さぶられるのでした。

全体を通して、描かれている皆の体温や息づかいが伝わるような文章で、今そこに居るような感じがする本でした。

まるで一緒に生きてるようで、つい面白いところは声を出して笑ったりしてました。

 

学校に行けば、あるとき公害を学びます。

でも、学校で学ぶことはちょっと物足りない。そこに住む人の顔までは見えてこない。それが、この本によって”誰にでも生活があって、当たり前のような生活が営まれている。しかし、その日常生活を壊されるということはこんなになってしまうのか”という授業などでは見えない部分が、環境と心理の両面から描かれているので釘付けになってしまった。

 

しかし、これだけ過去にも公害があって、沢山被害を受けた方がいて、日本は変われないのかなぁ、とも。

読後感は人によるのかも知れませんね。福島のことも考えてしまいます。

 

これは日本人全体の未来の話のようで。

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斜め読み日和 "女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法"

 

JUGEMテーマ:読書

 

久しぶりの斜め読みですね、そうですね ( ・ω・)。

まぁ、読んだのは随分昔なんですが、異色といって良いのかどうか。

異色は異色ですけど、文通相手が実は殺人を犯して収監されている方でして、異色といえばそうなんですけど、それだけで言い尽くせないなにかを感じつつ、数年前に読んだものです。

 

どんなお話かというと、メインは美達大和無期懲役囚と女子高生のサヤカさんがやりとりをしている場面なんですが、どうして勉強をするのか、自信を持つにはどうしたら良いのか、というような高校生らしい悩みに答える形で進行していきます。

 

美達大和氏の文面は非常に簡潔ですが、丁寧で優しい文面。

読書量も多いので、トルストイとか、アンナ・カレーニナとか出てきます。私には無縁(゚∀゚)ワカンナイ!!

まぁ、自分に厳しく人にも厳しかった、と本人談なので、罪を犯したのはそういった所が大きな原因だったそうですが、意志の強い方というのは分かりますです〜。

 

自分がどんな能力をどのように培ってきたか、簡潔明瞭に説明されてますのでその辺りはとても参考になると思います。

出来れば、学生に読んでもらうのが良いのではないかな、と。

 

なんで学校に行くの?と子供に聞かれて返答に詰まる先生にもお勧めします(笑)

 

で、少々気になって美達大和氏を検索しますと、無期懲役囚、美達大和のブックレビューとかいうHPがあったり、著作を約10冊程出されている作家でもあったりしまして、獄中にありながらそんなことも可能なのか、というところに感心したり。

 

うぅぅ〜ん。

作者の読書量に驚嘆しつつも、タイトルの本で何が分かったかといえば、私にはやる気がなかったことくらいか。(゚∀゚)アカンナ!!

どうも読んでるうちにどこか三島由紀夫をちらちらと感じる。文面というよりはなんだろう、思想かなぁ。 ( ゚д゚)ウーム

 

自己啓発本が好物でしたが、身にはつかない。それだけは分かった(笑)

 

まぁ、いいかの精神が拡がりすぎる今日この頃。

 

自己啓発本読むならempty氏のこの記事!!良いと思うっ!!

 

スキル武装(笑)

付き合う友達によって成績や人は変わるのか?その他、価値観の転換法。イヤだ、こんなタイトルおもんねー(笑)

自己啓発本は書かない。簡潔に書かない。バッサリ袈裟懸けに切ってもくれないのでねぇ。

 

スッキリしたい方は是非。

 

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斜め読み日和 しない生活〜煩悩を静める108のお稽古〜

JUGEMテーマ:読書

 

これまた古い本です(笑)

ユルーい仏教ブームがきた数年前の先駆けでしたでしょうか〜。

 

小池龍之介さんの本です。

 

随分参考になりました。

人って、思い方、考え方、感じ方のクセのようなものを各々持っているのではないかなぁ、と思いますが、その普段意識しない自分の立ち居振る舞い、言動の大本を解き明かしていこう、という本ですねぇ。

 

あ〜、そうか、これは怒っているのではなくて、実は悲しかったのか、分かってもらいたかったのかぁ、などと腑に落ちたりします。ええ、文体も至極マッタリでございますので、緊張を解きほぐしたい方には効果的かも知れません。

 

まぁ、個人的な感想としては、自分の事は意外どころかサッパリ見えてなかったりしますので、新たな発見のようでした。

人と接するに当たって、何かこう上手くいかない、腹の立つことが多い、解決しなければ性分としてイライラする、といった状況にあればあるほど発見は多いかも知れません。

 

ただ、自分の事は知りたくない、何も受け入れたくない、私の言うことだけ聞いてくれる人間がいて欲しい、という場合にはオススメは出来ないかもですねぇ。 ( "・ω・゛)ヨボーン

 

お坊さんであるご本人も、菜食をなさって10年ほど過ぎた頃、栄養失調とおぼしき症状が出、痩せていき体温も低下して強烈な冷え性になってしまった、と。動物性の食品をとるように勧められるも、こだわりとして肉・魚は食べられない。自分は菜食なんだという自己像へ執着して、その悪い結果も認めたくない。それは、自己像の正しさを守りたいがため、ということだったそうで…。

 

もとは瞑想しやすいように続けてきた食生活だったのに、それが悪影響を起こしていることがいよいよ認めざるを得なくなったとき、ようやく無精卵とヨーグルトを食べる気になった、と。

 

ま、人間失敗は認めたくないですしねぇ。 。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

割と失敗を認めたくない人達(他人の失敗も含めて)の多い世の中、感情的な意味で厳しい叱責がとんでくることもままありますから、正直言えばそういう方にこそ読んでもらいたい、というのが本音。

 

そんな中痛ましいニュース…。

↓↓画像クリックで毎日新聞の記事へジャンプします。 (´;ω;`)

毎日新聞よりニュースキャプチャ

思えば、dumptyの子供達も先生から公開処刑状態で怒鳴られてましたから、このニュースが他人事に思えず辛いです。どの学生にも一定の確率で危険があるということになってしまうような…。心理面でも良くないですしね ('A`)

そんなわけで、ちょっと引用させて頂こうと思います。

 

−−−−ここから引用−−−−

(155ページより)

 自己像への執着はそれに応じた思考や見解とくっついていますから、その執着を手放すに際しては、自分が愚かだったことを認めねばなりません。それには「自分は正しかったんだ」と思いたがるプライドがうずき、苦痛が伴うものではあります。

−−−−引用ここまで−−−−

 

先生だから怒って怒鳴り散らして恐怖で支配して良いのでしょうかね…。

指導方法が間違ってたなら、修正してほしいものです。それとも今までそれでどうにかなっていただけで間違いに気がつかずここまでいってしまったのか。

先生も間違ったら修正することで、子供は正直さを覚えるでしょうに。それの何がいけないのか。 (# ゚Д゚)

 

まぁ、なんでも「学校で○○してくれないんですか」という親の姿にも辟易しますけどね。

 

さて、ちょっと脱線しましたが、小池龍之介さんは家出空間というサイトを運営されておりますので、こっそりリンクを貼って本日はここまでとします。

 

↓↓↓リンクはこちらです。

家出空間

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斜め読み日和 こころ

こんばんは。

連日の猛暑、隊長…、いや、体調いかがですか。

 

本日は(@_@)/ズバリッ!

 

こころ/夏目漱石 著

 

で、ございます。有名なので画像撮ってません、すいません。

 

夏休み、オススメ図書ですねぇ。学校的には(笑)

いや、いけません、軽いような重いような…。

 

まぁ、読む気がなかったんですけど、子供の『私も読むからオマエモナー(=゚ω゚)つ)゚∀゚)』ってことで、とばっちり読書でした。

え?やつは全然読んでなかったみたいですけどねぇ、感想だけ聞かれました(笑)

ちゃっかりしてやがります。

 

で、まぁ、夏目漱石さん、明治の人と思ったら…正しくは慶応3年…。

その頃の人が書いたものを読めるのか、というところに感慨無量ですねぇ。

 

中身は私には重い物語でしたが… ( ゚Å゚)ホゥ …。

先生の手紙ですけれど、その文体は非常に丁寧で誤解のないように書いてあるんですが、まどろっこしくもあり、心理描写の所になると震えが来ます、分かる気がする部分多すぎて(笑)恥ずかしい自分の卑しさを見せられているようでした(アカンやん)。

 

まぁ、人間完璧なひとはおりません、分かってはおりますけども、だからといってそれを逃げ口上に使っておりますと、なにやら夏目漱石のような文豪にコテンパンにされてしまうんですねぇ。

 

文豪って基本病んでる?って思うくらい心理描写するから、時折その生々しさに驚きます ヾ(゚д゚;) ゴッ、ゴメン 。

でも、文体は落ち着いてて良かったなぁ。ブログ書いていてもそうなんですけど、やっぱり言葉がささくれ気味なので、たまにはしっとりした文章で落ち着きを取り戻したい、そんな気がしました。

 

なんかね、読んでると時間の流れが違うんですねぇ、ちょっとゆっくりな感じ。

どうして現代はこんなにも慌ただしいのか…。

 

 

…これが貧乏性ってやつか?! Σ(; ゚Д゚)ウハッ!!

 

 

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斜め読み日和 ”忘れられた皇軍兵士たち”

忘れられた皇軍兵士たち/樋口健二 著


こんにちは。


広島、長崎と原爆が落とされて72年。

原発の写真(これが原発だ/岩波ジュニア新書 1991年。)で知った樋口健二さんの写真集です。

2017年6月30日発行です。

 

はじめに、で触れる傷痍軍人たち。

1970年からの3年間で樋口氏が取材にあたったその頃、巷には経済成長の陰で放り出されたままの皇軍兵士は薬13万人、症状により12段階に分けられたそうで、写真集に載っているのは旧箱根療養所や旧武蔵療養所が主な取材地のようです。

 

脊椎を損傷し、車椅子の生活を余儀なくされ、勲章と共に写真に映るがその表情は何を語っているのか、無言の写真だからこそ胸に迫る。

更に、ハンセン氏病傷痍軍人たちの戦後は凄まじく、取材の2006年当時88歳だった石神耕太郎さんとの対話の様子が綴られる。

全国に600人ほどのハンセン氏病の傷痍軍人が差別に苦悶し、1995年の法改正をみる事なく亡くなっていった。

石神さんは言う「多くの戦友たちが死亡しました。もっと早くと思うとつらくてね」

 

綴られている事実を、自分の身に置き換え想像するが、なんともむごい。

それぞれに人生があって、普通の日常生活を送るはずだった彼らに、召集令状1枚で人生を変えた。あるときは皇軍兵士たるもの、と活を入れ、一転、戦傷患者、戦傷患者、伝染病患者、精神を煩った患者となると、一緒に病院列車に詰め込んで運搬。それぞれ収容された先での生活はどこの病院、療養所でも社会ばかりか、家族からも完全に隔絶されていた、というのは実に痛ましい。

 

はじめに、と、あとがき、その間に数々の写真。写真の間に薄くページを割いて当時を綴る、という構成だが、写真が多くを語るので文章は少なくても沢山の事を考えさせられる。

 

あとがきで、中野好夫が発した「もはや戦後は終わった」という言葉に、強い反発を感じた。ということもうなずける。

 

そして、さらに。

 

 当時、「進め一億火の玉だ」なる恐ろしい言葉が全国を覆っていた。今また安倍首相は「一億総活躍社会」なる言葉に変えて国民を煽り立てる。なんともおぞましい限りである。

 安倍さん、戦争ほどむごたらしいものはないのです。歴史観、戦争観、人生観、政治観があまりにも安易すぎないだろうか!

 

と、直接語りかけておられる。

 

これほど取材の出来る人だから、事実を知っているからこそ、だろう。

 

こんな時だからこそ、強く平和を願う。

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斜め読み日和 ”これが原発だ” その2

JUGEMテーマ:読書

 

岩波ジュニア新書194

これが原発だ

〜カメラがとらえた被爆者〜

樋口健二 著

 

先日の記事斜め読み日和”これが原発だ”の続きです〜。

 

今年の5月に、アメリカのハンフォード核施設でもトンネルが崩落だとかで、放射能の情報については危険度の高いニュースが多いように感じます。こういった危険からどのように身を守るのが良いのだろうか、とは思いますけれど…。

 

まずは、身近にある現実を知るのが一番いいのではないでしょうか'`ィ (゚д゚)/。

 

3章原発の裏の顔で、核燃料輸送を追跡するという項目があります。

1980年、81年と二度の追跡調査をされたとのことで、当時横須賀から島根原発までの追跡の様子が綴られていきます。

 

当時で40基の原発が稼働しており、相当数の核燃料が輸送されていたのですが、加圧水型原発の燃料東海村の三菱原子燃料工業から、関電の美浜や九州電力の玄海・川内などに輸送されていました。

沸騰水型原発の中国電力島根や中部電力浜岡、日本原電敦賀一号や東京電力福島第一・第二などへの核燃料は、横須賀市のJNF社から運搬されています。他にも新型転換炉などの燃料はアメリカからも来ていたようです。

 

これだけでも、どれほどの量を積んで何台が走ったのだろうかと思いますが、そう言えば核燃料を積んだトラックが走っているなど見たこともない。ま、原子力発電の燃料ということにまで考えはまわりませんから、走っていても知らなかったのかも知れませんが。

 

樋口さんの記述に基づくと、氏が追跡調査した核燃料輸送隊の行列は、先頭にブルーのランプをまわす警察の車、私服刑事の車、オレンジ色のランプをまわす日立運輸の先導車、その後に核燃料を積んだ9台のトラックが続き、後援車、その後に各府県警の機動隊、という物々しさ。

 

愛知、岐阜、京都、大阪、過ぎるごとに蓄積していく疲労。なんとかくらいいついて行くうちに、いつの間にかパトカーにマークされ前には機動隊のマイクロバス。農村地帯を走り抜ける核燃料。シャッターを切るうちに、突然スピードを上げるトラック。ついていこうとするも、機動隊のマイクロバスがスピードを落とし追跡を妨げます。そして岡山と鳥取の県境、四十曲(しじゅうまがり)峠で後ろのパトカーがサイレンを鳴らし、いよいよ樋口さんの乗った車を止めさせました。

 

15分間にわたる取り調べでしたが、柿をむくために入れていた小刀を凶器だとわめき、挙句引き止める理由がないということで、行ってもよい、と。

(犯罪者あつかいで、自分たちの非を認めることもなく、ということですからよほど原発とは一般市民とは相容れないものなのではないかとおもいました。もちろん、樋口さんは取材妨害と人権侵害の取り調べに抗議されています。)

 

おかげで、ノンストップの一行には追いつけず諦めざるをえない、ということでしたが、島根ではトラック一行が国道181号線から9号線に入るや、交差点全部に警察官が配置され、ノンストップ輸送の体制。機動隊30人を含む210人の警察官を動員する厳戒態勢だったと。

 

ここで樋口さんが書かれています。

 

ーーーーー引用ーーーーー

 

 原発は一企業にとどまらず、国家権力を総動員しながら推進されています。大マスコミにはなかなか手を出しませんが、フリーのフォトジャーナリストにはあからさまに圧力を加えてくる、権力の恐ろしさを身をもって体験した追跡行でした。

 

ーーーーー引用ここまでーーーーー

 

というように、3章の最後をこの文で締めくくってあるあたり、言外に滲み出る思いが大きいですね。

 

こういったことを、田原総一朗さんも感じたのでしょうか。1976年出版の原子力戦争、映画にもなってまして私も一度観ましたけれど、まさにこういう権力にねじ伏せられる小さな存在がありました。(映画自体はサスペンス仕立てでしたから、ベクレルとか安全性の話ではなかったです。)

 

安全とか人権とか、力ないものには認められないのでしょうかね…。

 

youtubeからも参考に→元東電社員の告白 辞めたワケと20年前の"ある事故"(1) 元東電社員の告白 辞めたワケと20年前の"ある事故"(2)

 

そろそろ原発も終わりでいいのでは、と正直思います。

 

これが原発だ、の最終章は台湾のランユに舞台が移りますが、そこでもやはり住民は騙され、苦しめられ、切り捨てられる現実が顕にされます。

国が変わっても利権の仕組みは変わらない。とても残念です。

 

が、脱原発法を可決したということで、これは日本も後に続かなければならないと思います。

 

台湾や、元東電社員の木村さんのように、原発の行き詰まりをそろそろ知る時期ではないかと、感じますがいかがでしょうか。

 


 

これが原発だ カメラがとらえた被爆者/樋口健二

ISBN4-00-500194-7

 

原子力戦争/田原総一朗

ISBN 9784480428462

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斜め読み日和 ”これが原発だ”

JUGEMテーマ:読書

 

これは、長く語りたいような、語りたくないような・・・。

 

岩波ジュニア新書194

これが原発だ

〜カメラがとらえた被爆者〜

樋口健二 著

 

ということで、ええ、原発についてです。

 

以前(福島の事故が起こるまで)は、なんとなく、安全だというくらいの認識しかなかったです。

 

そもそも、原発で人海戦術的に作業が行われるとは全く持って想像もしておらず、ボタンひとつで機械が作業をしてくれるものとばかり思っていました。だから安全なのだという理屈かと。

 

しかし、その認識は読むほどに覆されていき、どうやら世間の人達の知らないところで体を蝕まれ、苦しみ、ひっそりと亡くなっていく、そんな人々を作り出している施設であるということに驚きを隠せないと同時に、もっと知りたいという気持ちも出てきました。

 

で、この本に限らず読んでいくうちに、なんと人手の要る施設であるかということを思い知るのですが、人知れずそのリスクと実害を負って苦しみながら亡くなっていく方がその怖さを無言のうちに語るばかり。

 

”被爆に苦しむ人たち”の章では、1974年4月に日本原電を相手取り裁判を起こした岩佐嘉寿幸(いわさかずゆき)さんを取材されます。

この中で、原発を運営する側のいい加減さは昔からのようで、孫請けやひ孫請けの人員に対して簡単に被爆させてしまうような様子が岩佐さんの証言によって明らかになります。

それでも、この「岩佐訴訟」は1審・2審ともに「全面棄却」であり、1991年12月17日、最高裁判所第三小法廷において、大阪地裁・高裁の判決を支持し上告を棄却。

これを受けて岩佐さんは「国立大学病院の診断書が役に立たないのなら、被爆者は死ねということなのでしょう。あとは労災認定で生涯戦い続けます。」と。

 

今でも、杜撰な管理のもと運営されている原発。

四日市喘息、その公害を追って写真家になった樋口健二さんですが、それから大久野島で毒ガス製造と知らされず駆りだされた人達、後に毒ガス製造後遺症の重症患者となってしまった人々を取材、救済の認定患者と非認定患者の軋轢や、国がいかにそれをうまく利用し彼らを切り捨ててきたか。

その後原発について取材をすすめるうちに岩佐さんをはじめ、原発で働く人々への取材が広がっていきます。多量の放射線を浴び働けなくなった村井さんや梅田さん、彼らを騙し、脅し、切り捨てていく会社や国の姿勢も明らかになると同時に、「放医研」の姿勢もまた顕になります。

 

組合を結成し、人権無視の現状を変えるべく斎藤征二さんは1981年11月福井労働基準局へ「最低限の権利主張」を盛り込んだ要求書をつきつけましたが、労働省や厚生省をたらい回しにされるだけで何も変わっていない。むしろもっと悪質になっていると。というのは最低限の主張とは、「被爆による発病の場合は『電離放射線労働災害保障制度』並びに『原子力損害賠償法』の適用が受けられるよう、企業は正確なデータを提出せよ」と「放射線管理手帳を、本人が所持し、記入の際は本人に確認させること」という当然行われていなければならないことを、改めて速やかに実行せよ、というものです。(こんな簡単なことができないのは、元々原発労働者に保障などするつもりがないのでしょう、としか思えません。労働者に対してすらこの有り様なのに、事故に対しても保障など考えてもいないのではないか、いや、現に福島に高校生をバスで見学ツアーに連れて行ったり、食べて応援など思い当たりすぎて閉口してしまいます。)

 

どの公害にも通じる、安全、心配ない、の運営側の姿勢。安全を強調するパンフレットやその写真。それらのイメージに踊らされる私たち。

 

これほどの事実を、危険性を前もって周知徹底したならば、誰が原発に賛成するのか。と、思います。

正確な情報は、人々を間違った方向に誘導しないでしょう。

 

 

「暑くてよ、苦しくてよ、ほれこそ面なんかつけてちゃ、前がくもって見えねえんだ。マスクを外して働いたさ、音が鳴りっぱなしでな。放射能は下に沈んでるからそれをとりのぞけといわれてよ。被曝量が高くなるとクビになると聞いてたんで、音の出るもんを床に叩きつけてこわしたこともあったさ。放射能をたんまり吸って、このありさまだ。医者の手におえず、いま考えると馬鹿したもんだ!」───福島第一原発で働き、ガンで苦悶のうちに亡くなられた佐藤さんの言葉。

 

次回に続きます。

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