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斜め読み日和 こころ

こんばんは。

連日の猛暑、隊長…、いや、体調いかがですか。

 

本日は(@_@)/ズバリッ!

 

こころ/夏目漱石 著

 

で、ございます。有名なので画像撮ってません、すいません。

 

夏休み、オススメ図書ですねぇ。学校的には(笑)

いや、いけません、軽いような重いような…。

 

まぁ、読む気がなかったんですけど、子供の『私も読むからオマエモナー(=゚ω゚)つ)゚∀゚)』ってことで、とばっちり読書でした。

え?やつは全然読んでなかったみたいですけどねぇ、感想だけ聞かれました(笑)

ちゃっかりしてやがります。

 

で、まぁ、夏目漱石さん、明治の人と思ったら…正しくは慶応3年…。

その頃の人が書いたものを読めるのか、というところに感慨無量ですねぇ。

 

中身は私には重い物語でしたが… ( ゚Å゚)ホゥ …。

先生の手紙ですけれど、その文体は非常に丁寧で誤解のないように書いてあるんですが、まどろっこしくもあり、心理描写の所になると震えが来ます、分かる気がする部分多すぎて(笑)恥ずかしい自分の卑しさを見せられているようでした(アカンやん)。

 

まぁ、人間完璧なひとはおりません、分かってはおりますけども、だからといってそれを逃げ口上に使っておりますと、なにやら夏目漱石のような文豪にコテンパンにされてしまうんですねぇ。

 

文豪って基本病んでる?って思うくらい心理描写するから、時折その生々しさに驚きます ヾ(゚д゚;) ゴッ、ゴメン 。

でも、文体は落ち着いてて良かったなぁ。ブログ書いていてもそうなんですけど、やっぱり言葉がささくれ気味なので、たまにはしっとりした文章で落ち着きを取り戻したい、そんな気がしました。

 

なんかね、読んでると時間の流れが違うんですねぇ、ちょっとゆっくりな感じ。

どうして現代はこんなにも慌ただしいのか…。

 

 

…これが貧乏性ってやつか?! Σ(; ゚Д゚)ウハッ!!

 

 

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斜め読み日和 ”忘れられた皇軍兵士たち”

忘れられた皇軍兵士たち/樋口健二 著


こんにちは。


広島、長崎と原爆が落とされて72年。

原発の写真(これが原発だ/岩波ジュニア新書 1991年。)で知った樋口健二さんの写真集です。

2017年6月30日発行です。

 

はじめに、で触れる傷痍軍人たち。

1970年からの3年間で樋口氏が取材にあたったその頃、巷には経済成長の陰で放り出されたままの皇軍兵士は薬13万人、症状により12段階に分けられたそうで、写真集に載っているのは旧箱根療養所や旧武蔵療養所が主な取材地のようです。

 

脊椎を損傷し、車椅子の生活を余儀なくされ、勲章と共に写真に映るがその表情は何を語っているのか、無言の写真だからこそ胸に迫る。

更に、ハンセン氏病傷痍軍人たちの戦後は凄まじく、取材の2006年当時88歳だった石神耕太郎さんとの対話の様子が綴られる。

全国に600人ほどのハンセン氏病の傷痍軍人が差別に苦悶し、1995年の法改正をみる事なく亡くなっていった。

石神さんは言う「多くの戦友たちが死亡しました。もっと早くと思うとつらくてね」

 

綴られている事実を、自分の身に置き換え想像するが、なんともむごい。

それぞれに人生があって、普通の日常生活を送るはずだった彼らに、召集令状1枚で人生を変えた。あるときは皇軍兵士たるもの、と活を入れ、一転、戦傷患者、戦傷患者、伝染病患者、精神を煩った患者となると、一緒に病院列車に詰め込んで運搬。それぞれ収容された先での生活はどこの病院、療養所でも社会ばかりか、家族からも完全に隔絶されていた、というのは実に痛ましい。

 

はじめに、と、あとがき、その間に数々の写真。写真の間に薄くページを割いて当時を綴る、という構成だが、写真が多くを語るので文章は少なくても沢山の事を考えさせられる。

 

あとがきで、中野好夫が発した「もはや戦後は終わった」という言葉に、強い反発を感じた。ということもうなずける。

 

そして、さらに。

 

 当時、「進め一億火の玉だ」なる恐ろしい言葉が全国を覆っていた。今また安倍首相は「一億総活躍社会」なる言葉に変えて国民を煽り立てる。なんともおぞましい限りである。

 安倍さん、戦争ほどむごたらしいものはないのです。歴史観、戦争観、人生観、政治観があまりにも安易すぎないだろうか!

 

と、直接語りかけておられる。

 

これほど取材の出来る人だから、事実を知っているからこそ、だろう。

 

こんな時だからこそ、強く平和を願う。

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斜め読み日和 ”これが原発だ” その2

JUGEMテーマ:読書

 

岩波ジュニア新書194

これが原発だ

〜カメラがとらえた被爆者〜

樋口健二 著

 

先日の記事斜め読み日和”これが原発だ”の続きです〜。

 

今年の5月に、アメリカのハンフォード核施設でもトンネルが崩落だとかで、放射能の情報については危険度の高いニュースが多いように感じます。こういった危険からどのように身を守るのが良いのだろうか、とは思いますけれど…。

 

まずは、身近にある現実を知るのが一番いいのではないでしょうか'`ィ (゚д゚)/。

 

3章原発の裏の顔で、核燃料輸送を追跡するという項目があります。

1980年、81年と二度の追跡調査をされたとのことで、当時横須賀から島根原発までの追跡の様子が綴られていきます。

 

当時で40基の原発が稼働しており、相当数の核燃料が輸送されていたのですが、加圧水型原発の燃料東海村の三菱原子燃料工業から、関電の美浜や九州電力の玄海・川内などに輸送されていました。

沸騰水型原発の中国電力島根や中部電力浜岡、日本原電敦賀一号や東京電力福島第一・第二などへの核燃料は、横須賀市のJNF社から運搬されています。他にも新型転換炉などの燃料はアメリカからも来ていたようです。

 

これだけでも、どれほどの量を積んで何台が走ったのだろうかと思いますが、そう言えば核燃料を積んだトラックが走っているなど見たこともない。ま、原子力発電の燃料ということにまで考えはまわりませんから、走っていても知らなかったのかも知れませんが。

 

樋口さんの記述に基づくと、氏が追跡調査した核燃料輸送隊の行列は、先頭にブルーのランプをまわす警察の車、私服刑事の車、オレンジ色のランプをまわす日立運輸の先導車、その後に核燃料を積んだ9台のトラックが続き、後援車、その後に各府県警の機動隊、という物々しさ。

 

愛知、岐阜、京都、大阪、過ぎるごとに蓄積していく疲労。なんとかくらいいついて行くうちに、いつの間にかパトカーにマークされ前には機動隊のマイクロバス。農村地帯を走り抜ける核燃料。シャッターを切るうちに、突然スピードを上げるトラック。ついていこうとするも、機動隊のマイクロバスがスピードを落とし追跡を妨げます。そして岡山と鳥取の県境、四十曲(しじゅうまがり)峠で後ろのパトカーがサイレンを鳴らし、いよいよ樋口さんの乗った車を止めさせました。

 

15分間にわたる取り調べでしたが、柿をむくために入れていた小刀を凶器だとわめき、挙句引き止める理由がないということで、行ってもよい、と。

(犯罪者あつかいで、自分たちの非を認めることもなく、ということですからよほど原発とは一般市民とは相容れないものなのではないかとおもいました。もちろん、樋口さんは取材妨害と人権侵害の取り調べに抗議されています。)

 

おかげで、ノンストップの一行には追いつけず諦めざるをえない、ということでしたが、島根ではトラック一行が国道181号線から9号線に入るや、交差点全部に警察官が配置され、ノンストップ輸送の体制。機動隊30人を含む210人の警察官を動員する厳戒態勢だったと。

 

ここで樋口さんが書かれています。

 

ーーーーー引用ーーーーー

 

 原発は一企業にとどまらず、国家権力を総動員しながら推進されています。大マスコミにはなかなか手を出しませんが、フリーのフォトジャーナリストにはあからさまに圧力を加えてくる、権力の恐ろしさを身をもって体験した追跡行でした。

 

ーーーーー引用ここまでーーーーー

 

というように、3章の最後をこの文で締めくくってあるあたり、言外に滲み出る思いが大きいですね。

 

こういったことを、田原総一朗さんも感じたのでしょうか。1976年出版の原子力戦争、映画にもなってまして私も一度観ましたけれど、まさにこういう権力にねじ伏せられる小さな存在がありました。(映画自体はサスペンス仕立てでしたから、ベクレルとか安全性の話ではなかったです。)

 

安全とか人権とか、力ないものには認められないのでしょうかね…。

 

youtubeからも参考に→元東電社員の告白 辞めたワケと20年前の"ある事故"(1) 元東電社員の告白 辞めたワケと20年前の"ある事故"(2)

 

そろそろ原発も終わりでいいのでは、と正直思います。

 

これが原発だ、の最終章は台湾のランユに舞台が移りますが、そこでもやはり住民は騙され、苦しめられ、切り捨てられる現実が顕にされます。

国が変わっても利権の仕組みは変わらない。とても残念です。

 

が、脱原発法を可決したということで、これは日本も後に続かなければならないと思います。

 

台湾や、元東電社員の木村さんのように、原発の行き詰まりをそろそろ知る時期ではないかと、感じますがいかがでしょうか。

 


 

これが原発だ カメラがとらえた被爆者/樋口健二

ISBN4-00-500194-7

 

原子力戦争/田原総一朗

ISBN 9784480428462

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斜め読み日和 ”これが原発だ”

JUGEMテーマ:読書

 

これは、長く語りたいような、語りたくないような・・・。

 

岩波ジュニア新書194

これが原発だ

〜カメラがとらえた被爆者〜

樋口健二 著

 

ということで、ええ、原発についてです。

 

以前(福島の事故が起こるまで)は、なんとなく、安全だというくらいの認識しかなかったです。

 

そもそも、原発で人海戦術的に作業が行われるとは全く持って想像もしておらず、ボタンひとつで機械が作業をしてくれるものとばかり思っていました。だから安全なのだという理屈かと。

 

しかし、その認識は読むほどに覆されていき、どうやら世間の人達の知らないところで体を蝕まれ、苦しみ、ひっそりと亡くなっていく、そんな人々を作り出している施設であるということに驚きを隠せないと同時に、もっと知りたいという気持ちも出てきました。

 

で、この本に限らず読んでいくうちに、なんと人手の要る施設であるかということを思い知るのですが、人知れずそのリスクと実害を負って苦しみながら亡くなっていく方がその怖さを無言のうちに語るばかり。

 

”被爆に苦しむ人たち”の章では、1974年4月に日本原電を相手取り裁判を起こした岩佐嘉寿幸(いわさかずゆき)さんを取材されます。

この中で、原発を運営する側のいい加減さは昔からのようで、孫請けやひ孫請けの人員に対して簡単に被爆させてしまうような様子が岩佐さんの証言によって明らかになります。

それでも、この「岩佐訴訟」は1審・2審ともに「全面棄却」であり、1991年12月17日、最高裁判所第三小法廷において、大阪地裁・高裁の判決を支持し上告を棄却。

これを受けて岩佐さんは「国立大学病院の診断書が役に立たないのなら、被爆者は死ねということなのでしょう。あとは労災認定で生涯戦い続けます。」と。

 

今でも、杜撰な管理のもと運営されている原発。

四日市喘息、その公害を追って写真家になった樋口健二さんですが、それから大久野島で毒ガス製造と知らされず駆りだされた人達、後に毒ガス製造後遺症の重症患者となってしまった人々を取材、救済の認定患者と非認定患者の軋轢や、国がいかにそれをうまく利用し彼らを切り捨ててきたか。

その後原発について取材をすすめるうちに岩佐さんをはじめ、原発で働く人々への取材が広がっていきます。多量の放射線を浴び働けなくなった村井さんや梅田さん、彼らを騙し、脅し、切り捨てていく会社や国の姿勢も明らかになると同時に、「放医研」の姿勢もまた顕になります。

 

組合を結成し、人権無視の現状を変えるべく斎藤征二さんは1981年11月福井労働基準局へ「最低限の権利主張」を盛り込んだ要求書をつきつけましたが、労働省や厚生省をたらい回しにされるだけで何も変わっていない。むしろもっと悪質になっていると。というのは最低限の主張とは、「被爆による発病の場合は『電離放射線労働災害保障制度』並びに『原子力損害賠償法』の適用が受けられるよう、企業は正確なデータを提出せよ」と「放射線管理手帳を、本人が所持し、記入の際は本人に確認させること」という当然行われていなければならないことを、改めて速やかに実行せよ、というものです。(こんな簡単なことができないのは、元々原発労働者に保障などするつもりがないのでしょう、としか思えません。労働者に対してすらこの有り様なのに、事故に対しても保障など考えてもいないのではないか、いや、現に福島に高校生をバスで見学ツアーに連れて行ったり、食べて応援など思い当たりすぎて閉口してしまいます。)

 

どの公害にも通じる、安全、心配ない、の運営側の姿勢。安全を強調するパンフレットやその写真。それらのイメージに踊らされる私たち。

 

これほどの事実を、危険性を前もって周知徹底したならば、誰が原発に賛成するのか。と、思います。

正確な情報は、人々を間違った方向に誘導しないでしょう。

 

 

「暑くてよ、苦しくてよ、ほれこそ面なんかつけてちゃ、前がくもって見えねえんだ。マスクを外して働いたさ、音が鳴りっぱなしでな。放射能は下に沈んでるからそれをとりのぞけといわれてよ。被曝量が高くなるとクビになると聞いてたんで、音の出るもんを床に叩きつけてこわしたこともあったさ。放射能をたんまり吸って、このありさまだ。医者の手におえず、いま考えると馬鹿したもんだ!」───福島第一原発で働き、ガンで苦悶のうちに亡くなられた佐藤さんの言葉。

 

次回に続きます。

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斜め読み日和“楢山節考”

JUGEMテーマ:読書

 

いやはや、久しぶりに涙腺が崩壊しました。

今回は、楢山節考/深沢七郎 著です。

 

月のアペニン山

楢山節考

東京のプリンスたち

白鳥の死

 

と並ぶんですが、楢山節考を読みたかったので直行、と思いましたが月のアペニン山をサラサラ〜っと読んでからにしようかと思い直し、初めから読むのですけれど、気がつけば、ジャンルがやや無産者的な方向に傾いているような気がします。

 

上流国民でない場合、日々の生活のことが第一ですから転職やら結婚やら言いますと、それは人生の中の大きな出来事でありますし、年老いたらどうするかというところまで心配なしには生きておれない。そういう庶民、どちらかというと貧しさと隣り合わせの庶民の人生を切り取って描いてある小説というのは、ずっしりとのしかかって来るような読み応えがありまして、何かを思わずにはおれない濃さがあるように思います。

 

それと同時に、方言丸出しで描かれる登場人物の日常と、あからさまな心の描写が非常に新鮮だということもあるのでしょうか、親近感を覚えずにはいられない、そういった諸々の感覚がどうやらこのジャンルに惹かれる理由なのかも知れません。

 

なにやらこんなことを思いながら、月のアペニン山は本文の後に一行”サスペンスの練習に”とあるように、何故か引っ越しを繰り返す夫婦が主人公です。その原因は…、というもので一応ネタバレは困る、という方も今後出てこられるかも分かりませんので書きません。( ・∀・)ヨンデネ。

ですが、描写はとても好みでした。精神に来る感じがサスペンス。

 

そして、本題の楢山節考です。

要は姥捨山物語なんですけれど、いいんですよ”おっかあ”が。

食べ物に困るくらいの貧弱な村で、ひ孫まで抱いた日には辱められるような唄を歌われたり、歳がいっても歯が丈夫で全部そろっていたりすると、それもまた恥ずかしいことと言われる風習のある村で、70歳になれば楢山まいりに行くのですね。

おそらくは口減らしということなんでしょうけど、信仰という部分でもあり、楢山まいりに行って着いてから雪が降るのが一番いいのだと信じている”おっかあ”。

 

倅の背負う背板に乗って、無言で山へ入ります。おりんという名の”おっかあ”は、おまいりに行くまで「(わしが行く時には)きっと雪が降るぞ」と言いながら何年も前から楢山まいりを楽しみにしていたような人物です。いよいよ死体のない岩陰が見つかると自ら催促して背板から降り、無言のまま倅を帰路へと押し出します。この後倅はいよいよ実感として楢山まいりを知るわけです。

 

いや、もう、ここの描写は涙なしには読めない。倅は気持ちが抑えきれずお山まいりの誓いを破ります。疾走感のある描写でこれでもか、と、揺れ動き吹っ切れない倅の気持ちを畳み掛け、それとは対照的なおりんの静かな無言の佇まいが相まって、読んでいて体温が上がります。

 

おりんのような強い人がいたのか、風習というものがそうさせたのかは分かりませんが、姥捨てという民間伝承の物語を、さも今見ているかのように表現された物語は知らなかった。これを読まずに中年になったことを悔やんでいる自分がいます。

 

若い間に読むのと、人生の経験をある程度重ねてから読むのではちょっと変わってくると思いますが、若い頃に読んでおくと中年になってからもう一度楽しめますから是非読んでいただきたいと思います。

 

 

 

 

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斜め読み日和 東京の戦争

東京の戦争表紙画像

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久しぶりの読書感想です(ホンマに久しぶり・・・。)。

 

今回の本は

 

東京の戦争/吉村昭 著です。

 

短編集のように短い章で構成されていて、全体的にいろいろのことを淡々と綴ってあるのが意外でした。

 

中でも、蚊やシラミについて書かれた”蚊、虱・・・・・・”についてはDDT散布や、南京虫の被害の酷さに驚いたことも綴ってあったりしまして、なかなかの怖さですね。そもそも、南京虫とかわからないんですけど、虫とかあまり画像検索したくないので想像にとどめておこうと思います。

 

そして、次の章”歪んだ生活”では、戦場へおもむく兵のために、細長い白い布地に赤い糸の結び目を作るのですが、出兵が決まった男の母親や妻が駅前で通る女性にお願いして結び目を作ってもらったと。出来上がったのは、白い布地に碁盤の目のように並んだ赤い結び目。千人の女性が結び目を作った布を身につけて戦場におもむくと戦死しない、というお守りだったそうです。

 

いろいろの思いを持ってたくさんの女性に結び目をお願いしたのでしょうけれど、結局、戦死となれば「英霊の家」と書かれた木札が町会から来ただけという・・・。

 

淡々と書かれているから余計に寂しさを感じるのかもしれません。

 

また、当時恐ろしかったものに隣近所の人の目が、警察より軍より恐ろしかったともありまして、どんなものかと思えば、隣組の防空訓練に参加しなかった病弱な主婦を組長が”非国民”と罵ったり、野菜や食料品を扱う店では店主の態度が一変し、お金プラスアルファのものを持ってこないものは冷たくあしらわれたようで、権力を握ったかのような振る舞いだったそうです。

 

なにかこう、何時の時代もあまり人間の精神に変わりはないのかも知れません。

 

”戦時下には、庶民のさまざまな生活があった。それはたしかに平時とは異なった歪んだものだった。”とこの章を締めくくられています。

 

 

おかしな内閣が政権を握ってる今この時も十分歪んでるなと思いまして、いつになったら平時が訪れるのかな、と思ったりしますねぇ。

 

(そもそも、日本において平時とはどのへんの”平和さ”を指すのか、ちょっと思案もしてみたり・・・(・A ・)・・・。)

 

庶民には選択の余地が残されていないような気がしながらも、どうにか平時な時代にしたいものです。

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斜め読み日和 蟹工船

JUGEMテーマ:読書

 

 

こんばんは〜。

今日は

 

蟹工船

小林多喜二 著

 

です。

 

ところがどっこい、一緒に頼んだ党生活者が面白くて脱線してました。

 

と、ちょっと時間がないので、追記で後程記事を続けたいと思いますf(^ー^;

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斜め読み日和”超不都合な科学的真実ー長寿の秘密/失われた古代文明ー編”

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超不都合な科学的真実

ケイ・ミズモリ 著

 

こんばんは。朝に記事をアップしてもこんばんは、と書いてしまうdumptyです。

うっかり八兵衛ですね。

 

さて、今回の本は、前回とはジャンルが変わりまして、オカルトとかトンデモ系かと思いながらワクワクして読み出しました。(小学生の頃は月刊ムーが大好物。)

 

第1章からこれですよ。

 

自然界全ての生命力を飛躍的に高める

超バイオ技術の数々

──超農業革命を阻んできた巨大勢力vs天才科学者たちの暗闘

 

と、こんな感じ。

 

ワクワクするでしょ(あれ、しない?)

 

第6章までありまして、全体を貫くのは、今よりも自然が豊かであっただろう古代と、それを支えていた技術や知恵、そして、現在には失われてしまったその技術や観察眼についてです。

 

意外にも、トンデモでもない感じが…。

 

不満があるわけではないですが、こう、「明らかに嘘やで」みたいなものがあれば、面白い読み物として終われるのに、それなりに証拠があったりすると、もっと追求して欲しいという欲望に駆られますので、個人的にはまぁまぁもやっとします。

追求といってもさらなる証拠ではなく、実証実験という意味で追求・再現して欲しいなぁ、と思うのです。

 

第6章には

 

古代中南米の黄金郷は実在するか

──神話の夢世界と超科学のリアル世界を巡る探求の旅

 

となっていまして、月刊ムー大好きだった私としましては、気になる「地球空洞説」のレイモンド・バーナード博士の話も登場しまして、この辺は安定のミステリアス具合でございました。

地球空洞説、現在は中古でしか手に入らないようです、ちょっと残念でした。

 

まぁ、でも、謎は謎として置いておくのもまた一興、というところですかねぇ。

 

 

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斜め読み日和”騙されてたまるか”

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騙されてたまるか

清水潔 著

 

騙されてたまるか表紙画像

 

こんばんは。

本日は、話題のジャーナリスト清水潔さんの騙されてたまるかです。

 

清水潔さんといえば、斜め読み日和 殺人犯はそこにいるという記事でご紹介しました著者の方です。

 

綿密な取材を続け、冤罪事件を暴き、捜査方法の危うさなど沢山の問題をあぶり出し、真実に迫っていく方です。

 

本当のことを知りたいという純粋な希望と、時に自身の立場や権力との対峙で折れそうになりながらも、被害者の無念を背負いジャーナリストとして出来る事を全力で遂行していく様は、何が本当か分からなくなってしまった今の時代に一筋の光のように感じます。

 

相変わらず、ご自身の取材から取り上げる文章ですから、そこは著者の確認済みの事実が根拠となり、非常に読みやすい説得力のある1冊となってます。

 

第1章から大12章まで。

強盗犯ブラジル追跡、小さな声を聞け、裏取りが生命線など、どれも読み応えのある各章。

事件を一緒に追っているかのような感覚で、一気に読んでしまいます。

 

そして、第12章。

命すら奪った発表報道──太平洋戦争

とあります。

 

この章では、涙腺崩壊でした。なんという時代を生きてこられたのかと。

どの章でもぐうっと体に応えるような文章ですが、それだけに、取材された方が時間の彼方に置いてきた記憶と対面されるときの鮮やかな描写が際立ってしまい、しばらくは本人になってしまったように辛かったです。

 

なぜか、太平洋戦争は自分の中にいつもあって、いつでも不思議な感覚を呼び覚ますものでした。というのは、平和と呼ばれる時代しか体験していない自分。しかし、そのたった数十年前に、大量の兵隊を殺し合いに徴用した時代が、隣り合わせになっていることが嘘のように思えた。そんな感じです。

 

遠くなりつつあった時代が、少し、近づいてきている、そんな危機感もジャーナリストの清水潔さんであれば、いち早く察知するのでしょうか。

この本が出版されたのは2015年7月20日とありますから、現在のように憲法改悪に走る政権の思惑を感じ取っておられたのかな、と思います。

 

リスクの多いジャーナリストという仕事を続けておられる清水潔さんに、頭が下がります。応援するならこういう方を是非応援したいですが、ブログでこうやって紹介してもたいした応援にはならないでしょうが、著作を買うことで少しは…、と思いたいです。

 

報道の裏側を知ると、ほんの少しニュースの見方も変わって良いかもしれません。ミスリードにのせられてしまわない為にも。

 

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斜め読み日和”発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由” ニュースでは、桜を見る会とか、北朝鮮とか?それはそれとして、発達障害について思うこと。

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

栗原類 著

 

読了しました。

 

思うことは多々有るんですが、黙って見守るということがいろんな意味で難しくなっているこの頃では、「足並みそろえて」ということが出来ない子に対しての扱いは、地域や学校、携わる大人によって差が大きいのではないでしょうか。

 

この本の中には、割と詳しく、どんなことに困ったとか、その時どうやって対策したとかいうことが細かく書いてありました。

実際お子さんが発達障害、もしくはそれっぽいな、と思う親御さんには参考になる部分も多くあると思います。ただ、発達障害といっても、お子さんによって違いますから、当てはまらない部分も出てくるとは思います。

 

しかし、発達障害のお子さんをお持ちの親御さんだけが読めばいい、という本ではなく、子育てに関わる方には読んでおいて損はないと思います。

 

つい、人間は誰でも自分の尺度で測りますから、それに合わないものを自分よりに矯正しようとする部分があるかと思います。その軽い「つい」は、実は誰かにとっては非常に迷惑なものであったり、侮蔑を含んでいたりするように感じられたり、納得のいかないものであったりするわけです。たいていは、年を重ねるごとに「ああ、また言ってる」くらいに流せたりするのですが、子供だったり、わずかな矛盾が許せない(理解できない)発達障害(ではなくても、性分として譲れない)の方には、なぜそうなのか、という疑問が解けないと前に進めない事が往々にしてあるわけです。そのうえで、足並みが揃わないでしょう、と叱られても理解には繋がらず、結局相手への不信感のみが蓄積し、関係が悪くなるという悪循環から抜け出せない、ということが起こります。

 

そのメカニズムを解明するのに、この本が道しるべになるのではないかな、ということでおすすめです。

 

また、お母さんからこんなことに困っていたとか、こうして乗り越えた、というお話も参考になると思いますし、頼りにしていた医師のお話も分かりやすく、気をつけるべきいくつかのことを簡潔に書いてありますから、これはどんな人でも気をつけたい事ですし、これができれば人間関係は心配いらないと思います。

 

 

と、書評はこんな感じなんですが、以前ネットで、ゆとり世代が増えたその原因に核実験の多さが関係しているのではないか、というものがありました。

 

現在は福島の原発が最悪の事態ですが、それ以前、チェルノブイリもありましたけれど、私の記憶によれば核実験の多い頃に飛散した放射能はそれ以上だったと書いていたように思います。

 

そうなると、実は軽微な遺伝子の欠損とでも言えば良いでしょうか、それが受け継がれて(放射能の被害は、汚染を受けた次の世代に発現しますし)発達障害の多さに繋がっているのかも知れない、と思ったりもするのでした。

放射能に限らず、いろんな物質をまき散らしましたから、発達障害に限らず、様々な症状が出てもおかしくはないでしょうが。

 

世間では、北朝鮮がミサイルを撃ってくるのではないか、などと言ってたり、この国の首相は「必ず国民を守り抜く」といって、次の日には桜を見る会なんてことで、笑顔の写真を拝見したりしましたが、守り抜く気があるのかないのか、和やかすぎて「あれは杞憂だったのか?」と首をかしげました。

また、北朝鮮では、ミサイルの発射を失敗したようですし、杞憂だったどころか、実はそのように話が出来てたんでは?と思いたくなるほどタイミングが良いような気がします。それだったらゆっくり桜を愛でる気分にもなるかもね、と。

 

読書感想から北朝鮮まで話が飛びましたが、せわしない世の中ですし、人と話すときくらいゆっくり聞くことを大事にしても良いのかなと思います。

 

 

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