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斜め読み日和“楢山節考”

JUGEMテーマ:読書

 

いやはや、久しぶりに涙腺が崩壊しました。

今回は、楢山節考/深沢七郎 著です。

 

月のアペニン山

楢山節考

東京のプリンスたち

白鳥の死

 

と並ぶんですが、楢山節考を読みたかったので直行、と思いましたが月のアペニン山をサラサラ〜っと読んでからにしようかと思い直し、初めから読むのですけれど、気がつけば、ジャンルがやや無産者的な方向に傾いているような気がします。

 

上流国民でない場合、日々の生活のことが第一ですから転職やら結婚やら言いますと、それは人生の中の大きな出来事でありますし、年老いたらどうするかというところまで心配なしには生きておれない。そういう庶民、どちらかというと貧しさと隣り合わせの庶民の人生を切り取って描いてある小説というのは、ずっしりとのしかかって来るような読み応えがありまして、何かを思わずにはおれない濃さがあるように思います。

 

それと同時に、方言丸出しで描かれる登場人物の日常と、あからさまな心の描写が非常に新鮮だということもあるのでしょうか、親近感を覚えずにはいられない、そういった諸々の感覚がどうやらこのジャンルに惹かれる理由なのかも知れません。

 

なにやらこんなことを思いながら、月のアペニン山は本文の後に一行”サスペンスの練習に”とあるように、何故か引っ越しを繰り返す夫婦が主人公です。その原因は…、というもので一応ネタバレは困る、という方も今後出てこられるかも分かりませんので書きません。( ・∀・)ヨンデネ。

ですが、描写はとても好みでした。精神に来る感じがサスペンス。

 

そして、本題の楢山節考です。

要は姥捨山物語なんですけれど、いいんですよ”おっかあ”が。

食べ物に困るくらいの貧弱な村で、ひ孫まで抱いた日には辱められるような唄を歌われたり、歳がいっても歯が丈夫で全部そろっていたりすると、それもまた恥ずかしいことと言われる風習のある村で、70歳になれば楢山まいりに行くのですね。

おそらくは口減らしということなんでしょうけど、信仰という部分でもあり、楢山まいりに行って着いてから雪が降るのが一番いいのだと信じている”おっかあ”。

 

倅の背負う背板に乗って、無言で山へ入ります。おりんという名の”おっかあ”は、おまいりに行くまで「(わしが行く時には)きっと雪が降るぞ」と言いながら何年も前から楢山まいりを楽しみにしていたような人物です。いよいよ死体のない岩陰が見つかると自ら催促して背板から降り、無言のまま倅を帰路へと押し出します。この後倅はいよいよ実感として楢山まいりを知るわけです。

 

いや、もう、ここの描写は涙なしには読めない。倅は気持ちが抑えきれずお山まいりの誓いを破ります。疾走感のある描写でこれでもか、と、揺れ動き吹っ切れない倅の気持ちを畳み掛け、それとは対照的なおりんの静かな無言の佇まいが相まって、読んでいて体温が上がります。

 

おりんのような強い人がいたのか、風習というものがそうさせたのかは分かりませんが、姥捨てという民間伝承の物語を、さも今見ているかのように表現された物語は知らなかった。これを読まずに中年になったことを悔やんでいる自分がいます。

 

若い間に読むのと、人生の経験をある程度重ねてから読むのではちょっと変わってくると思いますが、若い頃に読んでおくと中年になってからもう一度楽しめますから是非読んでいただきたいと思います。

 

 

 

 

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斜め読み日和 東京の戦争

東京の戦争表紙画像

JUGEMテーマ:読書

 

久しぶりの読書感想です(ホンマに久しぶり・・・。)。

 

今回の本は

 

東京の戦争/吉村昭 著です。

 

短編集のように短い章で構成されていて、全体的にいろいろのことを淡々と綴ってあるのが意外でした。

 

中でも、蚊やシラミについて書かれた”蚊、虱・・・・・・”についてはDDT散布や、南京虫の被害の酷さに驚いたことも綴ってあったりしまして、なかなかの怖さですね。そもそも、南京虫とかわからないんですけど、虫とかあまり画像検索したくないので想像にとどめておこうと思います。

 

そして、次の章”歪んだ生活”では、戦場へおもむく兵のために、細長い白い布地に赤い糸の結び目を作るのですが、出兵が決まった男の母親や妻が駅前で通る女性にお願いして結び目を作ってもらったと。出来上がったのは、白い布地に碁盤の目のように並んだ赤い結び目。千人の女性が結び目を作った布を身につけて戦場におもむくと戦死しない、というお守りだったそうです。

 

いろいろの思いを持ってたくさんの女性に結び目をお願いしたのでしょうけれど、結局、戦死となれば「英霊の家」と書かれた木札が町会から来ただけという・・・。

 

淡々と書かれているから余計に寂しさを感じるのかもしれません。

 

また、当時恐ろしかったものに隣近所の人の目が、警察より軍より恐ろしかったともありまして、どんなものかと思えば、隣組の防空訓練に参加しなかった病弱な主婦を組長が”非国民”と罵ったり、野菜や食料品を扱う店では店主の態度が一変し、お金プラスアルファのものを持ってこないものは冷たくあしらわれたようで、権力を握ったかのような振る舞いだったそうです。

 

なにかこう、何時の時代もあまり人間の精神に変わりはないのかも知れません。

 

”戦時下には、庶民のさまざまな生活があった。それはたしかに平時とは異なった歪んだものだった。”とこの章を締めくくられています。

 

 

おかしな内閣が政権を握ってる今この時も十分歪んでるなと思いまして、いつになったら平時が訪れるのかな、と思ったりしますねぇ。

 

(そもそも、日本において平時とはどのへんの”平和さ”を指すのか、ちょっと思案もしてみたり・・・(・A ・)・・・。)

 

庶民には選択の余地が残されていないような気がしながらも、どうにか平時な時代にしたいものです。

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斜め読み日和 蟹工船

JUGEMテーマ:読書

 

 

こんばんは〜。

今日は

 

蟹工船

小林多喜二 著

 

です。

 

ところがどっこい、一緒に頼んだ党生活者が面白くて脱線してました。

 

と、ちょっと時間がないので、追記で後程記事を続けたいと思いますf(^ー^;

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斜め読み日和”超不都合な科学的真実ー長寿の秘密/失われた古代文明ー編”

JUGEMテーマ:読書

 

超不都合な科学的真実

ケイ・ミズモリ 著

 

こんばんは。朝に記事をアップしてもこんばんは、と書いてしまうdumptyです。

うっかり八兵衛ですね。

 

さて、今回の本は、前回とはジャンルが変わりまして、オカルトとかトンデモ系かと思いながらワクワクして読み出しました。(小学生の頃は月刊ムーが大好物。)

 

第1章からこれですよ。

 

自然界全ての生命力を飛躍的に高める

超バイオ技術の数々

──超農業革命を阻んできた巨大勢力vs天才科学者たちの暗闘

 

と、こんな感じ。

 

ワクワクするでしょ(あれ、しない?)

 

第6章までありまして、全体を貫くのは、今よりも自然が豊かであっただろう古代と、それを支えていた技術や知恵、そして、現在には失われてしまったその技術や観察眼についてです。

 

意外にも、トンデモでもない感じが…。

 

不満があるわけではないですが、こう、「明らかに嘘やで」みたいなものがあれば、面白い読み物として終われるのに、それなりに証拠があったりすると、もっと追求して欲しいという欲望に駆られますので、個人的にはまぁまぁもやっとします。

追求といってもさらなる証拠ではなく、実証実験という意味で追求・再現して欲しいなぁ、と思うのです。

 

第6章には

 

古代中南米の黄金郷は実在するか

──神話の夢世界と超科学のリアル世界を巡る探求の旅

 

となっていまして、月刊ムー大好きだった私としましては、気になる「地球空洞説」のレイモンド・バーナード博士の話も登場しまして、この辺は安定のミステリアス具合でございました。

地球空洞説、現在は中古でしか手に入らないようです、ちょっと残念でした。

 

まぁ、でも、謎は謎として置いておくのもまた一興、というところですかねぇ。

 

 

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斜め読み日和”騙されてたまるか”

JUGEMテーマ:読書

 

騙されてたまるか

清水潔 著

 

騙されてたまるか表紙画像

 

こんばんは。

本日は、話題のジャーナリスト清水潔さんの騙されてたまるかです。

 

清水潔さんといえば、斜め読み日和 殺人犯はそこにいるという記事でご紹介しました著者の方です。

 

綿密な取材を続け、冤罪事件を暴き、捜査方法の危うさなど沢山の問題をあぶり出し、真実に迫っていく方です。

 

本当のことを知りたいという純粋な希望と、時に自身の立場や権力との対峙で折れそうになりながらも、被害者の無念を背負いジャーナリストとして出来る事を全力で遂行していく様は、何が本当か分からなくなってしまった今の時代に一筋の光のように感じます。

 

相変わらず、ご自身の取材から取り上げる文章ですから、そこは著者の確認済みの事実が根拠となり、非常に読みやすい説得力のある1冊となってます。

 

第1章から大12章まで。

強盗犯ブラジル追跡、小さな声を聞け、裏取りが生命線など、どれも読み応えのある各章。

事件を一緒に追っているかのような感覚で、一気に読んでしまいます。

 

そして、第12章。

命すら奪った発表報道──太平洋戦争

とあります。

 

この章では、涙腺崩壊でした。なんという時代を生きてこられたのかと。

どの章でもぐうっと体に応えるような文章ですが、それだけに、取材された方が時間の彼方に置いてきた記憶と対面されるときの鮮やかな描写が際立ってしまい、しばらくは本人になってしまったように辛かったです。

 

なぜか、太平洋戦争は自分の中にいつもあって、いつでも不思議な感覚を呼び覚ますものでした。というのは、平和と呼ばれる時代しか体験していない自分。しかし、そのたった数十年前に、大量の兵隊を殺し合いに徴用した時代が、隣り合わせになっていることが嘘のように思えた。そんな感じです。

 

遠くなりつつあった時代が、少し、近づいてきている、そんな危機感もジャーナリストの清水潔さんであれば、いち早く察知するのでしょうか。

この本が出版されたのは2015年7月20日とありますから、現在のように憲法改悪に走る政権の思惑を感じ取っておられたのかな、と思います。

 

リスクの多いジャーナリストという仕事を続けておられる清水潔さんに、頭が下がります。応援するならこういう方を是非応援したいですが、ブログでこうやって紹介してもたいした応援にはならないでしょうが、著作を買うことで少しは…、と思いたいです。

 

報道の裏側を知ると、ほんの少しニュースの見方も変わって良いかもしれません。ミスリードにのせられてしまわない為にも。

 

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斜め読み日和”発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由” ニュースでは、桜を見る会とか、北朝鮮とか?それはそれとして、発達障害について思うこと。

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

栗原類 著

 

読了しました。

 

思うことは多々有るんですが、黙って見守るということがいろんな意味で難しくなっているこの頃では、「足並みそろえて」ということが出来ない子に対しての扱いは、地域や学校、携わる大人によって差が大きいのではないでしょうか。

 

この本の中には、割と詳しく、どんなことに困ったとか、その時どうやって対策したとかいうことが細かく書いてありました。

実際お子さんが発達障害、もしくはそれっぽいな、と思う親御さんには参考になる部分も多くあると思います。ただ、発達障害といっても、お子さんによって違いますから、当てはまらない部分も出てくるとは思います。

 

しかし、発達障害のお子さんをお持ちの親御さんだけが読めばいい、という本ではなく、子育てに関わる方には読んでおいて損はないと思います。

 

つい、人間は誰でも自分の尺度で測りますから、それに合わないものを自分よりに矯正しようとする部分があるかと思います。その軽い「つい」は、実は誰かにとっては非常に迷惑なものであったり、侮蔑を含んでいたりするように感じられたり、納得のいかないものであったりするわけです。たいていは、年を重ねるごとに「ああ、また言ってる」くらいに流せたりするのですが、子供だったり、わずかな矛盾が許せない(理解できない)発達障害(ではなくても、性分として譲れない)の方には、なぜそうなのか、という疑問が解けないと前に進めない事が往々にしてあるわけです。そのうえで、足並みが揃わないでしょう、と叱られても理解には繋がらず、結局相手への不信感のみが蓄積し、関係が悪くなるという悪循環から抜け出せない、ということが起こります。

 

そのメカニズムを解明するのに、この本が道しるべになるのではないかな、ということでおすすめです。

 

また、お母さんからこんなことに困っていたとか、こうして乗り越えた、というお話も参考になると思いますし、頼りにしていた医師のお話も分かりやすく、気をつけるべきいくつかのことを簡潔に書いてありますから、これはどんな人でも気をつけたい事ですし、これができれば人間関係は心配いらないと思います。

 

 

と、書評はこんな感じなんですが、以前ネットで、ゆとり世代が増えたその原因に核実験の多さが関係しているのではないか、というものがありました。

 

現在は福島の原発が最悪の事態ですが、それ以前、チェルノブイリもありましたけれど、私の記憶によれば核実験の多い頃に飛散した放射能はそれ以上だったと書いていたように思います。

 

そうなると、実は軽微な遺伝子の欠損とでも言えば良いでしょうか、それが受け継がれて(放射能の被害は、汚染を受けた次の世代に発現しますし)発達障害の多さに繋がっているのかも知れない、と思ったりもするのでした。

放射能に限らず、いろんな物質をまき散らしましたから、発達障害に限らず、様々な症状が出てもおかしくはないでしょうが。

 

世間では、北朝鮮がミサイルを撃ってくるのではないか、などと言ってたり、この国の首相は「必ず国民を守り抜く」といって、次の日には桜を見る会なんてことで、笑顔の写真を拝見したりしましたが、守り抜く気があるのかないのか、和やかすぎて「あれは杞憂だったのか?」と首をかしげました。

また、北朝鮮では、ミサイルの発射を失敗したようですし、杞憂だったどころか、実はそのように話が出来てたんでは?と思いたくなるほどタイミングが良いような気がします。それだったらゆっくり桜を愛でる気分にもなるかもね、と。

 

読書感想から北朝鮮まで話が飛びましたが、せわしない世の中ですし、人と話すときくらいゆっくり聞くことを大事にしても良いのかなと思います。

 

 

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レビュー 『とつくにの少女』

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まだいまいちリンクの貼り方が分かっていないemptyです。

 

どうやったら文字に変えられるのか…ぶつぶつ…

 

まあレビュー本文の方が大事ということで。

 

表紙の絵を見て、ドレの画を思い起こした方も中にはいらっしゃるはず。

 

あの、ダンテの神曲とかの挿入画ですね。

 

その絵に惹かれて私は購入しました。

 

なので、正直、内容はどうでもよかったりする。

 

しかし、誤解しないでいただきたい、

 

それは、内容がたとえどうしようもないものであれ、

 

この画ならそれを補って余りあるものであり、

 

実際は、すぐには真相を解明しない引っ張り具合で

 

ストーリーにとても引き込まれる。

 

要するに、内容も素晴らしい。

 

ただ、ちょっと暗めなので、明るさを求めておられる方には不向きと思われる。

 

子供を見守る大人の苦悩、大人のための絵本、

 

そういった感じです。

 

 

 

 

 

 

 

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斜め読み日和 ”あたらしい憲法のはなし”

JUGEMテーマ:読書

 

こんばんは〜。

 

本日は薄い本(某アニメ系本屋さんで売っているやつではないですよ)です。

 

あたらしい憲法のはなし

童話屋

 

 

すぐに読めますが、大切な事が書いてあります。ですが、憲法の何条に何が書いてある、ということではなく、根底に流れる憲法の精神、国民とは、国とは、憲法とは、といった軸の話です。

 

この冊子は、1947年(昭和22年)8月2日に文部省(現在は文部科学省)が発行した、中学1年生用の社会科の教科書であったのですが、1952年(昭和27年)4月からは姿を消してしまっていたようです。

 

それを復刻したのが、あたらしい憲法のはなしというこの冊子になります。

 

優しい言葉で、「新しい憲法ができました。」と穏やかに始まり、「みなさんも日本国民のひとりです。そうすれば、この憲法は、みなさんのつくったものです。みなさんは、じぶんでつくったものを、だいじになさるでしょう。こんどの憲法は、みなさんをふくめた国民ぜんたいのつくったものであり、国でいちばん大事な規則であるとするならば、みなさんは国民のひとりとして、しっかりとこの憲法を守ってゆかなければなりません。そのためには、まずこの憲法に、どういうことが書いてあるかを、はっきりと知らなければなりません。」 途中略しましたが、これからはこのように変わっていきましょう、そのために憲法をよく理解しましょう、と。

 

目次

  1. 憲法
  2. 民主主義とは
  3. 国際平和主義
  4. 主権在民主義
  5. 天皇陛下
  6. 戦争の放棄
  7. 基本的人権
  8. 国会
  9. 政党
  10. 内閣
  11. 司法
  12. 財政
  13. 地方自治
  14. 改正
  15. 最高法規

となっています。(こうして見てみると、今の政治に関わっている方々に読んで頂きたい気がしますけども。)

 

 

戦前・戦中・戦後と時代を学生として生きた方々には、思想をたいそう大きく揺さぶられた時代だったのではないでしょうか。

 

敗戦と同時に今まで信じてきたものが崩れ去り、何を信じれば良いのか、という状況の中で、あたらしい憲法というものについて理解を進めてもらうための、そして、これから日本を支えていく子供たちにとって分かりやすいように、と、まとめられたのがこの冊子です。(なぜ5年ほどで消えてしまったのか不思議です。子供が読むのにとても分かりやすく書いてあるのに。)

 

きな臭い感じのここ数日、日本ではフリーのジャーナリストの方々が最後の砦のように、日々真実を追って知らせてくれますが、それももうすぐなくなってしまうのでしょうか。

 

過去には小林多喜二さんの件もありますし、時代の流れ、というには辛すぎる。

 

振り返ってみれば、自国の事について、大事なことをサラッと通り過ぎたような気がします。

 

どこかで、そのサラッと過ぎてしまった事の本質を、取り返さなければならないような感覚がしましたので、あえてこの時期に、この本を読んで頂ければ、大事なものを再確認できるのではないかなぁ、と思った次第です。

 

ちなみに、定価は本体286円+税です。

是非1冊。

 

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レビュー 『ひとはなぜ戦争をするのか』

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ひとはなぜ戦争をするのか?

 

それはね…

 

リンクを貼れなかったり

 

Amazonのサインアウトができなかったり

 

紆余曲折させられた時に

 

攻撃性が高まるんですよ…(。-∀-)

この記事をアップするまでのemptyの身悶え(笑)

 

というわけで、

かのアインシュタインと心理学のフロイトの手紙のやり取りで

答えを出されています。

 

超薄っぺらい本なので、ものの数時間で読めます。

 

最近は心理学と言えばアドラーが優勢ですが、

ユング以外はあながち外れてはいない。

 

あと、解説に養老孟司先生が書かれていますが、

これまた養老節が面白い。

 

他の解説者の方の意見もすばらしい。

 

私が常々言っている、「現実を見た上で、そこからスタートする」、

これは世界の問題でも我々個人のつまらないトラブルでも同じです。

 

さて、天才達が導きだした答は…?

 

 

 

 

 

 

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斜め読み日和 ”沈黙の春”

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久しぶりの斜め読み日和でございます。漫画版でもなく(笑)

 

しかしながら、これまたちょっと重い記事かも知れません。すいません。

 

沈黙の春

レイチェル・カーソン

 

これまた古い本出してきましたけれど、これ、今読むの必要じゃないかな、いや、遅いかな、みたいになってしまうんですけど、大事な本だと思います。

 

きっかけは、マイクロプラスチックが海洋汚染している、というニュースからです。

 

とりあえず検索してみますと、

 

マイクロプラスチック汚染検索結果画面

 

ずらっと沢山出てきます。

 

とにもかくにも、人間が生きていくというとは、汚染と切っても切れない関係にある。

残念ですが、不便さに耐えられない私には為す術がないというか、プラスチックと無縁の製品がほぼない事もあり、お手上げの気分です。

 

どうせ落ち込むなら、とことん落ち込んでみようと思いまして、沈黙の春に手を伸ばしたわけです。

 

 

本を開き、目次を過ぎ、タイトルを過ぎてページをめくる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 アルベルト・シュヴァイツァーに捧ぐ

 

 シュヴァイツァーの言葉──

 未来を見る目を失い、現実に先

 んずるすべを忘れた人間。その

 ゆきつく先は、自然の破壊だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ーーー内は引用です。)

 

本編に入ったとて、うなずくばかりの、鋭い文章が続く。

 

化学薬品を売ったり、スプレーを商売にしている人たちには、真っ白なクローバー・ヤマユリ・スイートピーのように、美しい花でさえ雑草で、自然とはねじ伏せるものであるという。

自然をねじ伏せ、雑草を引っこ抜く楽しさや喜びを見つけられない、雑草をいつまでも眺めて楽しめる人間というのは、弱虫なんだと。

 

なにか、至る所で目にする構図(自然対人間をはじめとする、ありとあらゆる敵対関係。それは時として人対人でもあるわけですが)がそこここにあって、それがまとまって文章になっている。

沢山の人に読まれ、共感を得たはずの本。

 

でも変わらない。変われない。変えない。

 

警告はさんざん打たれていた、時には形となって現れていたし、知らないわけではない。

 

 

もうすでに、自然と人は長いこと乖離している、そんな残念な状況から、そろそろ自然の完全さを見たいと思う今日この頃。

 

 

線虫にはセンジュギクを植えれば良いとか、ネギは虫除けになるとか、答えはそこにあるのにわざわざ殺虫剤で全てをころしてしまう。

そして、殺虫剤の害は、それにふれた世代の次の世代になって現れる…。

 

読めば読むほど、既視感を得、人間はいつまで経っても変わらないのかも知れない、とうなだれてしまいそうになる。

 

このようなことを気にかけだしたとき、みっちり行われる教育というもののあり方も、見直しが必要なのではなかろうか。

 

そんなことを思っていたら、手元にある下々戦記が気になりだし…。

 

そろそろよむタイミングかな、とも思いますので、読めばアップしたいと思います。

 

最後にもう一つ引用です。

 

上のーーー内の次のページに出てきます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

湖水のスゲは枯れはて、

鳥は歌わぬ。

             キーツ

 

私は、人類にたいした希望を寄せてい

ない。人間は、かしこすぎるあまり、

かえってみずから災いをまねく。自然

を相手にするときには、自然をねじふ

せて自分の言いなりにしようとする。

私たちみんなの住んでいるこの惑星に

もう少し愛情をもち、疑心暗鬼や暴君

の心を捨て去れば、人類も生きながら

える希望があるのに。

 

          E・Bホワイト

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

桜がきれいに咲いている日に、不似合いな暗い記事。

でも、忘れてしまうことも難しい。頭の片隅にいつもあったりします。

 

いつまでも、きれいな花を眺めていたいですねぇ、たとえそれが雑草でも。

 

 

 

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